研究室に興味のある方へ

取材の依頼については,こちらにお願いします.

コンタクトを取る前に,過去の海棲哺乳類関連の卒・修・博論やこれまで発表した論文,著述などを読んでください.

学部卒研生になりたい方

京都大学野生動物研究センターでは,学部生は担当していません.逆にいうと,どの大学,どの学部にいても,大学院で所属できる可能性があるということです.また,セミナーなどに参加できる可能性はありますし,他大学に所属していたとしても,調査に参加できる方法があるかもしれないので,ご相談ください.

大学院生になりたい方

下記は,北大に在籍していたときの受け入れ方針ですが,基本的には変わりません.

修士・博士研究については、テーマを与えてもらうのではなく、基本的には自分でテーマを考えることになります。研究室訪問の際は、自分が描くテーマがこの研究室でできるかどうか、ということを確認することになります。その前に話が聞きたい,ということであれば,Twitterの@Kaiju_hanをフォローして,オンラインの研究室訪問などの情報を手に入れてください.オンラインのゼミも開催していますので,参加を希望する場合はご連絡ください.

また,学会などに積極的に参加して話しかけてください.私がいなくても,うちの学生を捕まえて質問すれば,どんな研究をしているか,雰囲気がつかめると思います.具体的に進学を考えるのであれば、事前に下記の二点について、レポートをまとめて、三谷までご連絡ください。もちろん、修士の2年間、博士の3年間でできることとできないことがありますが、どんな研究スキルを身につけていて、何を明らかにしたいのか、ということを把握できれば、こちらとしてもアドバイスしやすいです。やりたい研究は,一つでなくても構いません.また,このレポートのテーマを入学後にやらなければならないわけではなく,変更しても構いません.

レポート
1.大学院に入ったら、どんな「なぜ」を研究したいのか
(1)「なぜ〇〇は××なのか」を書いてください.例)「なぜイルカは鳴くのか」「なぜセイウチには牙があるのか」.〇〇に種名やグループ名,××に行動や形態を書いてください.
(2)その「なぜ」に関して、興味を持ったきっかけ(実際の経験,本や論文で読んだことなどを,引用文献とともに書いてください)
(3)その「なぜ」に関してどこまで明らかになっているのか.その上で自分が研究したいテーマについて,その仮説を書いてください.
(4)その「なぜ」に関して、自分が持っているスキル
2.これまでのフィールド調査経験
ボランティアでの参加でも良いし、海に関するフィールド調査でなくても良いです。水族館や動物園での実習でも構いません。
海棲哺乳類の研究は、複数人で様々な立場の人と協力し、フィールドで調査することが求められるので、このような経験をしてくることを大学院入試を受ける条件としています.

大学院では、京都大学理学研究科生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 野生動物分科を受験してください。

他にも海棲哺乳類を研究している大学は多くあります.興味のある人は,海獣班に在籍していた学生も執筆した「はじめてのフィールドワーク②海の哺乳類編」や,勇魚会(海棲哺乳類の会)の機関誌「勇魚」を読んでみてください.また,これまでTwitterの@yoqa_mmで進学や研究に関する質問に答えているので,そちらも一通り読んでもらえればと思います.

海棲哺乳類研究を始める前に,下記の心構えについて,読んでおいてください!

海棲哺乳類研究者の心構え

 

海獣班卒業生の就職先:環境省,水産庁,和歌山県,福島町,開発調査センター,農林中央金庫,ニチモウ,ニッスイ,アークス,ニトリ,岩谷産業,KSK,商船三井,日産,猿払漁協,京都水族館,浅虫水族館,DMMかりゆし水族館,小笠原ホェールウォッチング協会

進学先:北海道大学大学院環境科学院,水産科学院,獣医学院,京都大学大学院理学研究科,東京大学大学院農学生命科学科,三重大学大学院生物資源学研究科

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