写真1 海面で休息するキタオットセイ
今回の調査報告は、新人の4年生が書かせていただきます。
4月から5月中旬にかけて松前にてオットセイ調査を5日間行いました。
今回の調査の目的は、北海道沿岸に来遊するキタオットセイに衛星発信機を装着し、来遊起源や回遊経路を調べることでした。
調査では海況が悪く海に出られないことも何度かありましたが、無事2頭のオットセイに衛星発信機を取り付ける事が出来ました。
写真2 衛星発信機が取り付けられたキタオットセイ
サンプル採取や目印のためのブリーチ処理を素早く行う先生や先輩方の後ろであわあわと作業をする初参加組…。特に初日は船酔いの影響もあり手元を見ながらの作業でふらふらに。特に大変だったことは、船が揺れているなか、ビデオカメラのスクリーンを凝視しながらちゃんと画面に収まっているか確認しつつの撮影でした。
2回目以降も船酔いに襲われる人もいるなか、2日連続で調査に行った学生はなぜか元気な様子。曰く「初日に酔って疲れ切ったおかげで早く寝られたから元気になった」とのこと。調査前の睡眠時間の大切さを痛感しました。
今回の経験から自分なりの酔わない方法を見つけ、以降の調査ではバテずに乗り切られるようになりたいですね。とにかく経験を積んで貴重な洋上調査を研究生活の糧にできるようにしていきます。
調査の際には、地元の漁業者の方にご協力いただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
おまけ
調査中にはカマイルカの大群も見ることができました!
写真3 船の周りで泳ぐカマイルカ