M2のSさんが、2024年度 第6回動物園水族館大学シンポジウムの参加報告をしてくれました!

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2025年2月23日(日)、2月24日(月・祝)に、「2024年度 第6回動物園水族館大学シンポジウム」が開催されました。

動物園・水族館では、大学などの研究機関と連携し、研究の場として様々な取り組みが実施されています。

京都大学野生動物研究センターが主催している本イベントは、その成果を広く一般の方々にも知っていただくことを目的とし、毎年開催しています。

 

今年は何と、京都を飛び出し・・・

名古屋港水族館のご協力のもと、名古屋港ポートビルで開催されました!
2日間でテーマを変え、1日目は「動物園水族館での試行と創造」、2日目は「野生動物と生息地を守る取り組み」と題し、飼育動物の飼育展示と野生動物研究とのつながりにフォーカスしたシンポジウムとなりました。

 

1日目は、動物園水族館の生き物たちのより良い暮らしに向けた取り組みや、飼育動物を対象とした研究について、口頭発表とポスター発表がありました。

海獣班からは、水族館の隠れた人気者!?オットセイの睡眠行動について、M1の島さんがポスター発表をしました。

島さんのポスターは大人気で、たくさんの人と議論できたようです。

 

2日目は、動物園水族館の周りにある自然環境や、希少な野生個体とその生息地を守っていくための取り組みについて、動物園水族館や研究機関の取り組みが紹介されました。スミソニアン国立動物園・保全生物学研究所のピエール先生から、事前収録での講演もあり、海外の取り組みについても知ることができました。

動物園水族館は、飼育・展示だけでなく、保全研究の場、レクリエーション、教育などの様々な役割を担っています。飼育個体や保護個体についての研究、繁殖の成果は、野生個体の保全にも役立っていくのです。

 

シンポジウム後は、名古屋港水族館内で、三谷教授の講演会「北海道よりシャチを込めて」が行われました。本講演はシャチの公開トレーニング後にスタジアムで開催され、北海道に来遊するシャチについて、最新の研究成果が紹介されました。寒空の下でしたが、こちらも水族館に来館されていた多くのお客様にご参加いただけました。

 

本シンポジウムでは、現地参加:135名、ウェビナー参加:136名(同時ビュー最大数)と、多くの方にご参加いただき、大盛況でした。ご参加くださった皆様、名古屋港水族館の皆様、本当にありがとうございました。

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