羅臼で行ったシャチ調査について,4年生のO君がレポートを書いてくれました!
2020/06/23~25にかけて道東の羅臼でシャチの目視調査を行ってきました。
この調査はシャチの個体識別などを目的としています。北海道大学だけでなく、東海大など他の団体も含めての、大きな調査です。
天気は曇り、数日前からシャチの姿は見えないという絶望的な状況。自分たちの日頃の行いを信じ、3日間の調査に挑みました。
結果から発表します。
シャチは一切見られませんでした!
シャチ調査に行き、シャチが見られない。日頃の行いそんなに悪かったのでしょうか…。
いいやきっとこれも、今流行のコロナのせいで例年より調査が遅れたからでしょう!
愚痴はこれくらいにして、調査の内容紹介をしたいと思います。目視調査は船に乗って行います。こちらがその船です。主にこの2階から目視します。
双眼鏡を使ってひたすら海を眺め、波しぶきなどを手がかりに生き物を探します。発見したらその種類、個体数など出来るだけ多くの
今回シャチは見つけられませんでしたが、他に多くの生き物が見られました。紹介します。
たとえばこちら
イシイルカです。背中側が黒、お腹側が白と色のコントラストがはっきりしています。水面でV字形の水しぶきをあげるのが特徴です。
他にもアホウドリや、ミズナギドリなども見ることが出来ました。
(見にくくて申し訳ないですが、よく見るとたくさんいます)
残念ながら調査目的であるシャチは見ることが出来ませんでした。しかし調査用紙の書き方、目視で生物を探すコツなど、次の機会に向けての多くの学びを得ることが出来ました。
是非次の機会に生かしたいと思います。
次は一日一善、日頃の行いをよくしてからシャチ調査に向かおうと思います。
最後になりますが、今回調査にご協力くださった観光船の乗組員の皆様など、様々な方にお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。