2022年6月羅臼シャチ調査

羅臼のシャチ調査について,M2のOくんが報告してくれました!


 

徐々に日差しも強くなり、夏が近づいてきた…と言いたいところですが、
調査で訪れた羅臼はまだまだ寒かったです。

(山の上にはまだ雪も残っていました!)
ということで、今回は6月に羅臼で行ったシャチ調査について報告します!!!
今回の調査は、Uni-HORP(北海道シャチ研究大学連合)にて行ったもので、東海大学や常盤大学など様々な大学が協力して行っています。毎年同じ時期に行う、恒例行事です。

Uni-HORP(北海道シャチ研究大学連合)についてはこちら↓
https://sites.google.com/view/uni-horp/home

調査内容は、シャチの個体識別用写真の撮影、鳴音の録音、ドローンによる撮影、噴気(ブロー)の採取など多岐にわたります。ですから、それぞれ協力し合いながら各自の任務をこなしていきます。
さて色々な調査予定はありますが、調査を行うには必要不可欠なものがあります。
そう、それはシャチ!!
シャチはいるのか、そして見つけることが出来るのか、まずはここをクリアしなくては調査も何もありません。
そして今回、シャチは……!?

たくさんいました!!


色々と兼ね合いもあり、今回は2日しか参加出来なかったのですが、両日共にシャチを発見することが出来ました。

さて本題の調査内容ですが、個体識別写真は撮れたのですが、噴気(ブロー)の採取には失敗してしまいました。なかなか予定通りにはいかないものです。
しかし写真は撮れたので、今年羅臼に来ていたシャチを同定することは出来そうです。この結果をこれまでのデータと比較することで、今年羅臼に来た個体はこれまでと同じか、それとも新人なのか、などということを明らかに出来ます。そうすることで羅臼におけるシャチの生態調査の一助となるわけです。

今年で3回目になる本調査への参加でしたが、何度参加してもシャチを見つけると嬉しい物です。
皆様今年もお世話になりました。ありがとうございます。

ちなみに余談ですが、丁度他の調査で羅臼に来ていたおしょろ丸(北海道大学練習船)にも出会いました。

こちらの船にも海獣班メンバー乗っていたのですが、詳しい話はまた別のブログにてどうぞ!!

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