25羅臼シャチ調査

M1のHさんが羅臼でのシャチ調査について報告してくれました!


今年も、5月10日から16日にかけて、Uni-HORP(北海道シャチ研究大学連合)による羅臼でのシャチ調査が行われました。毎年同じ時期に行っている乗船調査のように、今回も、京都大学、東海大学、常磐大学と北海道大学の様々な大学の先生や学生たちが参加しました。

Uni-HORP(北海道シャチ研究大学連合)についてはこちら~↓

https://sites.google.com/view/uni-horp/home

今年の調査でも、知床半島の羅臼港を発着する観光船「はまなす」に乗って、根室海峡に生息しているシャチを探しました。

今年は、強風と霧の原因で、七日間の三日間は欠航になってしまい、12、13、14と16日が出航できました。皆は午前7時ぐらいで港で集合し調査の準備をして、午前8時から午後3時ごろにかけて、根室海峡での調査ができました。

出航ができた四日間すべてでシャチの発見をでき、他のいろいろな海生哺乳類の発見と観察もできました。ラッキーでした!

シャチの群れには、こどもがいるようです!(可愛い!)

 

今年の調査は去年とほぼ同じく、観光船のアッパーブリッジからの目視調査、シャチの個体識別写真撮影とビデオ撮影、水中マイクでの録音、ドローンでの空中撮影、環境DNA 採取をしていました。

今年の最終日に、シャチが船の近くまで来て、順調に噴気を取りました!(ありがとう!)

DNAのために、シャチの噴気を取っています

 

今回の調査には、筆者自分はアッパーブリッジで目視調査の仕事を主にして、他の先生と学生たちに天候記録、噴気採取の撮影と水中マイク設置の手伝いをしました。

調査に参加している皆は異なる課題を研究しているけど、お互いに協力していろいろなデータを取れました!

シャチ以外に、ナガスクジラ、クロツチクジラとキタオットセイなどもたくさん発見でき、ザトウクジラとナガスクジラにも噴気採取を試してみました!(取れたかな…)

Fluke-up しているザトウクジラ

 

クロツチクジラの群れ、今回の調査にはよく発見されました

 

ナガスクジラ、四頭の群れ発見しました!

 

ミンククジラの背びれと背中

 

今後も、まだまだ分からないことだらけの日本の海のシャチについて、データを蓄積していきます!

今回の調査でお世話になった皆様、クラウドファンディングでご支援いただきました皆様に、心から感謝申し上げます。

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