海棲哺乳類実習

TAをしてくれたM1のOさんが実習報告を書いてくれました!


 

2020/02/25〜28にかけて, 忍路臨海実験所にて公開海棲哺乳類実習が実施されました!この実習は今回で5年目になります

日本各地から10名の学生が集まり, 3泊4日の実習を通して海棲哺乳類について学びました.

今回の特別ゲストは, 御蔵観光協会でミナミハンドウイルカの調査を行っている小木さんです!調査の様子から個体識別の方法, 島での生活など, 興味深いお話をたくさん聞くことができました

実際に, 動画とカタログを見比べてチャレンジした個体識別ですが, たくさんある傷や特徴の中から的確なマークを見つけだしカタログ内の個体と一致させるのはとても大変な作業でした. しかし一致した時はとてもすっきり!はまってしまいそうです.

 

2日目は, おたる水族館で実習を行いました.

アザラシの行動観察, 鳴音記録とその解析です

アザラシの毛皮模様を目印に, 個体識別します

それぞれの特徴を掴み個体識別ができたら, 行動観察の開始です!

様々な観察方法の中から的確なものを班で決定し, 記録していきます

観察記録は, 最終日に班ごとにプレゼン発表しました.

 

こちらは夜に行われたディベート大会の様子

「水族館で哺乳類食性と魚食性のシャチ交配すべきか否か」

「ラッコを駆除すべきか否か」についてディベートを行いました

班ごとに, 設けられた時間内で立案から質問, 応答, 最終弁論を行います

ディベートを通して, 自分の意見が覆ったというひとも. 相手に自分の意見を論理的に説明する難しさ, 自分とは異なる多角的な視点の重要性を再認識させられます

この日の夕飯は焼肉パーティーでした!

食事は毎回, 皆で作ります. フィールド調査ではこのように皆で食事を作ることも多くなってくるので, これもまた重要な”実習”の1つです

最終日に行われた班ごとのデータ解析結果発表の様子

おたる水族館で行った行動観察の結果を発表しました

アザラシたちの「立ち行動」の同調性の着目したり, 給餌後と前の行動を比較してみたりと, どれもとても興味深い発表内容でした!

みなさま, 発表準備, 発表お疲れ様でした!

このように, 水族館での野外観察, 海棲哺乳類に関する様々な講義やディベート, プレゼンテーションに向けた準備など, 内容盛り沢山の4日間を過ごすことができました

それぞれが実習を通して学んだこと, 新たに興味を持ったことを今後の研究生活に生かしていけたらいいですね.

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